クレジットカード誕生の歴史

今ではすっかり私たちの生活に定着しているクレジットカードですが、一体いつどこで誕生したものなのでしょうか。

クレジットカードの原型は1920年代にアメリカの石油会社が発行したガソリン購入専用のカードだったと言われています。その後もデパートやガソリンスタンドなど、その店だけで使うことのできるハウスカードが発行されていました。

1950年アメリカのダイナースクラブから

今のように複数のお店やサービスで共通して使用できるクレジットカードが初めて誕生したのは、1950年アメリカでのことです。現在も世界五大ブランドのひとつとして地位を築いているダイナースクラブ(Diners Club)がクレジットカードの第一人者です。

ダイナースクラブの創始者である実業家フランク・マクナマラがレストランで食事をした時に財布を忘れて恥ずかしい思いをした経験から、現金を持ち歩かなくても支払いを済ませられるシステムを考え出した、と言われています。このエピソードはフィクションだという説もあるようですが、いずれにしても、「今現金を持っていなくても、支払いができることを証明する」ことが、クレジットカード誕生の根本にある考え方です。日本ではどちらかというとクレジットカード=「一時的な借金」という考え方があり、分割払いなどのシステムもよく利用されていますが、アメリカでは今でもクレジットカードはその人の信頼度を表すステータスとしての意味合いが強く残っています。

クレジットカードの急速な普及

1950年にダイナースクラブがクレジットカード事業を始めると、すぐに大手銀行もこのビジネスモデルに注目し、翌年の1951年にはフランクリン・ナショナル銀行がクレジットカードを発行しています。 現金を持たずにモノやサービスが購入できるクレジットカードの仕組みは、特に旅行やエンターテインメント業界で大流行し、ホテルやレンタカー会社などが自社カードを次々と発行するようになりました。

アメリカンエキスプレスの参入

そして1958年、貴重品の特急便事業からスタートし、旅行事業で確固たる地位を築いていたアメリカン・エキスプレス(通称アメックス)がクレジットカード事業に参入しました。フランクリン・ナショナル銀行以外の銀行もクレジットカード事業へ続々と参入し始め、同じく1958年に大手銀行のバンク・オブ・アメリカもVISAの前身であるバンク・オブ・アメリカカードを発行しています。

1960年代に入ると、アメリカン・エキスプレスはアメリカホテル組合が発行していたクレジットカードを買収し、アメックスカードのシェアが一気に高まりました。バンク・オブ・アメリカカード(VISA)の発行数も順調に伸び続けていて、アメックスとVISAの2強体制という勢力図ができ始めました。 これに危機感を感じたのがアメリカの他の銀行です。2強に対抗すべく、1966年チェースマンハッタン銀行を中心に、複数の銀行が合同でインターバンク・カード・アソシエーションを設立しました。ここが発行するクレジットカードが、マスターチャージカード、現在のMasterCardの前身なのです。

その後もクレジットカードは時代に沿った、また時代を先導するようなサービスを次々に生み出し、発展を続けてきました。日本でも1960年の導入以来、私たちの生活になくてはならないものになっています。

空想から現実に

クレジットカードが誕生したのは今から60年程前の事ですが、実はそのアイデアは、今から125年も前の1888年に発表された小説に既に登場していました。それはアメリカの作家、エドワード・ベラミーという人の『顧みれば』("Looking Backward")という西暦2000年を舞台にした未来小説で、その中で"credit card"という単語が何度も使われているのです。ベラミーの空想したクレジットカード社会が、西暦2000年よりも早く現実化していることを考えると、「ドラえもん」などに出てくる未来グッズも、案外早く現実のものになるかもしれませんね。クレジットカードの歴史は、そんなワクワク感を私たちに感じさせてくれるものでもあったのです。

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